ownCloudとNextcloudを比較する環境を作った





どうもこんばんにちは、うぃるです。
いや~もう春ですね。といっても桜はもう散りましたが・・・


今回は、仲間内でファイルサーバ的なものが使えればいいねーとのことで、2つのオンラインストレージを実際に建てて使い勝手を比較する環境を作りました。(まだ比較するほどいじってない)

こんな感じに実際に検証環境を構築し、フィーリングを確かめたりすることをPoC(Proof Of Concept)とか言ったりします。最近の流行りですかね。


オンラインストレージとは


オンラインストレージ(英: online storage)、クラウドストレージ(英: cloud storage)、ファイル・ホスティング(英: file hosting)とは、ユーザーに貸し出したサーバーマシンのディスクスペースにファイルをアップロードすることでインターネット上でファイルを共有するサービスである。

某Google Driveや某MSのOneDriveがこのオンラインストレージに当てはまります。
オンライン上にファイルがあることで、便利になりますよー的な感じのあれです。

オンラインストレージのメリットとしてあげられるのが、端末に依存せずにファイルを取り扱えることです。(と、言ったが実際は違う気がする)
ネットワーク上にファイルがあることで、ネットワークにつながった端末ならどこからでも必要なファイルにアクセスできます。従来だとUSBメモリやDVD-R等にファイルを入れ、作業する端末にコピーして作業を行っていたり、ファイルサーバ的なものを建て、ローカルのみでファイルをやり取りしていましたが、オンラインストレージの登場により、その必要もなくなりました。

しかし、メリットだけではなく、デメリットも存在します。
オンラインにファイルを置くことで、容易に情報流出につながるという問題が発生しました。オンラインでファイルを共有することから、共有設定のミスやサービスの脆弱性により、データがあぼーんしたりします。

くれぐれも、情報流出や消失に気を付けましょう。


メジャーなオンラインストレージじゃダメなのか?


結論、OKだと思います。
実際に少し前まではGoogle Driveを使っていました。
が、やはりそこそこのデータ容量を求めるとそれなりの値段がするわけです。
willserverでは、メンバー5人でGoogleのサービスを受けていましたが、容量無制限で1,200円/人でした。月換算で6,000円ほどの経費が発生します。

微妙に高いね。。。

と、いうことで前置きが長くなりましたが、2つのサービスを解説したいと思います。


ownCloudとは


DropBoxとGoogle Driveを足して2で割った感じの使い勝手です。
基本的にはオープンソースなため、だれでも利用することができます。











ブラウザやマルチデバイスに対応しており、AndroidやiOS、WindowsにMacとほとんどの端末にアプリケーションが用意されています。

サーバはwebサーバ、MySQL、PHPで動き、CentOSやUbuntuからサービスを展開することが可能です。
また、日本語にも対応しており、それこそ利用の敷居は低いと思います。










ownCloudはEnterprise版があり、一部機能は有料となっています。
Active Directoryとの連携等はEnterprise版になったりしますが、個人で使用する分には無くても問題ないと思われます。




Nextcloudとは


ownCloudからフォークされたonwCloudに超似てるオンラインストレージです。
Nextcloud公式サイト



ownCloudからNextcloudがフォークされた理由については、こちらのサイトをお読みください。

NextCloudを使うべきか?


ownCloudはEnterprise版があり、有償のものもあります。
しかし、それを嫌った創設者が完全フリーのNextCloudを立ち上げた。といった具合です。

そのため、ownCloudとほとんど同じUI担っています。
しかし、ownCloudのEnterprise版の機能もNextcloudでは使用できたり、ownCloudにないような機能追加があったりします。

UI的にも同じようなのでownCloudを使ったことがある方は割と乗り換え易いと思われます。
















ownCloudは日本語に対応していますが、Nextcloudの日本語化はまだ不完全です。
iOSのアプリは日本語に対応していません。(2018/4/4時点)


インストールの容易さ


ownCloudもNextcloudも対して変わりなかったです。
基本的にownCloudが導入できればNextcloudも簡単に導入できます。
しかし、Nextcloudの方はまだ浅いので、日本語の記事が少ないのが現状です。
そこを考えると若干ownCloudの方に軍配が上がりそうな感じがします。

まとめ


とりあえず、両方インストールしてみて、仲間内で使ってみてからですね。
インストール自体は3時間もあればなんとかなるので、どちらを導入してもいいと思います。あとは見た目や各機能がどれくらいしっくりくるかですね。

今回は、PoC的な意味合いを込めて検証環境を整えたというところで、記事を示させていただきます。



後から気づいたのですが、Nextcloudの方で503エラーが出ているので、後々解消する必要がありますね...(ファイルの読み込み、書き込みができない状況になりました。)


若干調べましたが、海外の方だと若干レスがあったので解決できるような感じはするので、英語と戦える戦闘力がある方は問題ないと思います。(多分アクセス権の問題のような気がしてならないですけど・・・)




0 件のコメント :

コメントを投稿