MESHタグを触ってみたのでレポート
どうもこんばんにちは.うぃるです.
今回はSonyさんのブロック形状の電子タグ「MESH」を触ってみる機会があったので少しレポートしてみたいと思います.
目次
MESHとは
安心安定のwikipediaさんで引用しようとしましたが,wikiが作成されていないため,MESHのページから引用したいと思います.
さまざまな機能を持ったブロック形状の “MESHタグ” を
“MESHアプリ” でつなげることにより、
あなたの「あったらいいな」を実現できる
それがMESHです。
難しいプログラミングや電子工作の知識は必要ありません。
IoT(モノ・コトのインターネット化)を活用した仕組みも
簡単に実現します。
MESH:遊び心を形にできる、アプリとつなげるブロック形状の電子タグ|ソニー
この説明だけではどんなものか把握が難しいと思うので,補足しておきます.
MESHは長方形のデバイスで,消しゴムを少し大きくしたようなものになります.
このデバイスは,センサが組込まれており温湿度,人感,加速度などの複数のパーツを組み合わせることで
誰でも簡単に電子工作ができるというものです.
詳しくは下記リンクよりご覧ください.
MESHページ
どんなことができるのか?
このMESHはBluetoothが同載されており,iPadやiPhoneのアプリを利用することによって,誰でも簡単にIoT(もののインターネット)の組み込みシステムを作り上げることができ,できることは無限大なデバイスです.
MESHを利用した作品の例を挙げると「残量が一目でわかるティッシュ箱」など身近にあるものにタグをつけて
IoT化することができます.
また,ドア付近に人感タグをつけて人が来たらメールか何かでお知らせしてくれる様な作品も見受けられます.
良いと思ったところ
今回は,MESHのワークショップを開催するとのことで,機材のアドバイスや私物のレンタルなどで関わる機会があったのでちょこっと触りましたが,良いと思った点を2つ挙げたいと思います.
- 超簡単
これは本当に思ったのですが,IoTデバイスや電子工作はとっかかりの敷居が高いと思いますが,このMESHはその敷居をものすごく下げてくれるデバイスだと思いました.MESHとiPadがあればプロトタイプを簡単に作る事ができます.本来であれば,センサ1つ動かすのも無線化することも難易度が高いですが,このMESHは標準でセンサと無線を搭載しています.また,組み込み系のプログラミングもシリアル通信やセンシングなど非常に難しく,とっかかりをつかむのが難しいですが,MESHはデバイスを選択し,線でつなぎ,処理を選ぶという直感的な操作でプログラミングができます.この様に,必要な事はなるべく表に出さないMESHは電子工作や組み込みシステムを作り始めるのに最適だと思います. - 簡単だけど,複雑にできる
前の良いポイントだと,IoT初心者がやるための学習デバイスかな?と思うところもありますが,このMESHはArduinoやRaspberry Piなどとも連携することができ,組み合わせ次第では本格的なシステムのプロトタイプも作成できると言うことです.例えば,割と複雑なセンシングなどもMESHを使えば簡単にでき,その値を利用してArduinoやRaspberry Piで複雑な処理を行うこともできるのです.
残念だと思ったこと
良くも悪くもあくまで入門用.と,言うことで残念な点も2つほど挙げたいと思います.
- iPadやiPhoneなどのAppleデバイスを持ってないと利用できない
これはデバイスが優秀なだけに残念でした.対応の幅が狭いので,Androidユーザは利用することができない用です.私はたまたまiPadなどの製品を持ち合わせていたため利用できましたが,そのようなデバイスを持ち合わせていない方はまだ利用ができないみたいです.(できる方法もあるかもしれないが私は知らない・・・) - バッテリーが弱い
これは仕方が無い事ですが,MESHはBluetoothで完全無線化が可能なデバイスです.そのため電源が内蔵されています.実は,MESHを弄っていてこの内蔵バッテリーがボトルネックになりそうだなーと感じました.と,言うのも,これは充電式のバッテリーで,バッテリーがつきると充電が必要になり,デバイスにコードを取り付けて充電しなければなりません.多分,これが乾電池駆動だったらほしいデバイスだなと感じました.
まとめ
それでは今回のまとめに入りたいと思います.
今回は触ったMESHは1つのでデバイスあたり7000円程度です.そのデバイスが7つほどラインナップされていますが,自分の家で使いたいデバイスではあると思います.簡単にセンシングし組込みができるのは魅力的だと思います.
しかし,発売されてから1年程度と日は浅く,まだ改良する余地もあると思うので実際に自分の家に導入するのはもうしばらく後になりそうです.
と,言うことで今回はIoTを加速させるデバイス「MESH」を紹介させていただきました.
最後まで読んでいただきありがとうございました.
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